いつから草加の地でご商売を始めたかは詳しく分らないそうですが、ただ草
加市が保存している明治34年の資料に寄りますと、【上総屋・金物屋】と載って
いるのが確認出来ますので100年超えている事は間違い有りません。
その昔のお話をお伺いしますと、初代は春日部の金物屋さんで番頭を務めて
いた方との事。
独立をされ草加の地でご商売。
昔は敷地内にトロッコの線路があったそうで、当初は金物屋と言っても売る
だけでは無く、店の奥に工場が在り鍛冶屋のような仕事をやっていたり、半鐘
などを作っていたのではないか!?と言います。
二代目は金物屋さんを継ぎ、三代目の父・三之助さんの時代に、大変字が上
手いことから本業の傍ら、兵隊に行く方のタスキや幟の文字を書く仕事や、学
校の緞帳・優勝旗等を注文販売する「旗や」も始めたそうですが、その後釣具
屋さんを始めます。
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