初代の山﨑林之助さんは、明治28年には印判師(彫り物師)として商売を
しており、明治30年には現在の場所で山﨑印判としてご商売を行っている事
が分っております。たぶん草加市内最初の印鑑屋さんではないかと・・・。
初代が彫った版木が大小3つお店に飾ってあり、その内一つは、柿木町に在
る八坂神社からの依頼モノのようでお札か何かの版木のようです。初代の版
木は3つだけしか残っていないが、印刷されたお札やイラスト・お煎餅屋さ
んの包み袋などは数多く残されており、一目見ただけで印判師として丁寧な
仕事振りが良く分ります。
二代目・喜之助さんから印鑑屋さんとなり、三代目・林三さんの若い頃ま
では製造工程は全て手作業で行っていたそうです。
今では機械作業が七割方ですが、仕上げは丁寧に手作業で行っているとい
います。しかし5.5cmを超える大きな物になると今でも全て手作業となる
ため職人の技が必要とか。
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