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■第53弾 『幸せのひとときの創造』平塚製菓■
 今月も草加市内に在る"100年(100年以上)企業"さんの
ご紹介です!! 第4弾は、草加市八幡町でチョコレート
を作っている会社『平塚製菓㈱』さんをご紹介致します。

 
 平塚製菓㈱さんは、【幸せなひとときの創造】という理念
を大切に守りながら創業110年を超えた企業さんです。
初代(栄冶郎氏)は京都の豆腐屋さんで産声を上げたご長男。
しかし、豆腐屋という家業は継がず、和菓子屋さんに奉公に
出て、1901年(明治34年)和菓子屋を開業してしまったと
いう。まさにこの時、平塚製菓の第一歩が始まりました。そ
の後、昭和6年に東京都下谷区入谷に移転をし、昭和20年
入谷町に約40坪の土地を購入して工場を建て、羊羹・引き
飴・ゼリーを中心に 代用チョコレートを作り始めたそうで
す。昭和23年二代目・馨氏により平塚製菓株式会社が設立
され、"これからは洋菓子の時代"と考え、本格的にチョコレ
ートの製造を始めました。昭和36年7月には、工場拡張の
ため草加市八幡町に移転をし、ウェハースやキャンディ・ク
ッキーなど幅広い御菓子類の製造にも力を入れ始めました。
平成2年、現社長の平塚正幸氏が三代目に就任し、平成12
年には、生産のほとんどをOEM生産(委託生産)に経営戦
略を切り替え、平成24年には、更なるお客様の要望に応える
ための新生産体制を整えるべく、新工場が竣工され現在に至
ります。

 さて、平塚製菓さんのチョコレートと言えば、デパート
・スーパー・小売店などでも販売をされていた昭和を代表
するチョコレート。その頃有名なのは、食べるとだれもが
自然と笑顔がこぼれ、幸せな気持ちになる、当時“おじい
ちゃん・おばぁちゃんのチョコレート”と言われていたク
リームチョコの【玉チョコ】や、銀紙が撒かれていた細長
いチョコレート【フィンガーチョコ】などがあります。い
まはOEMとなり自社ブランドのチョコレートはスーパー
や小売店などではあまり見かけなくなってしまいました。


 
 三代目の正幸社長(63歳)からは『機械力50%。人間力
50%。人が宝! 社員の皆さんが平塚製菓のブランドなの
です。和菓子50年。チョコレート50年。今、OEM生産が
始まりました。いつまでも暖簾に胡座をかいていたらお終
い。毎日毎日新しい事を考えて進んでいたら110年です』
と、100年企業が愛されて行く秘訣を聞いたのと同時に、
時代に有った対応力と開発力、そして真の通った経営理念
を教えて頂いた気が致します。代々の経営者の方々は、御
菓子という甘い物を通して人々に『幸せのひとときを与え
る』を胸に御菓子創りをしてきたようです。
 現在平塚製菓㈱では、毎年9回工場直売セールを行って
おり、毎回約50種類のチョコレート菓子・パウンドケーキ
・クッキーなどを午前・午後の二回に分けて販売し、数多く
の平塚製菓愛好家に大変喜ばれているそうです。また、日々
平塚製菓のチョコレートを味わいたい方々のために自社工場
にて久助チョコレートや数々のチョコレートを販売しており
ます。みんなが幸せになれる平塚製菓㈱のチョコレート、
ちょいと食べてみませんか!?

平塚製菓株式会社
草加市八幡町628  048-931-5566(代)
土日祝日お休み
http://www.hiratsuka-seika.co.jp

※次の工場直販セールは10月5日との事ですので、
ホームページをご確認の上、足を運んでみて下さい。


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sokacci@sokacity.or.jp
三遊亭春馬プロフィール