あけましておめでとうございます。2013年・巳年の
幕開けとなりました。会議所会員の皆様方にとって良
い年で有りますよう心から願っております。そして、
本年も『三遊亭春馬のそうかソムリエ』をお読み頂け
ますと幸いです。さて、平成25年最初のそうかソムリ
エは、新年のご挨拶のお供に。そして草加のお土産と
して。“草加と言えば”草加せんべいと言うことで、
草加市には数多くのお煎餅屋さんが在りますが、今回
は二軒のお煎餅屋さんをご紹介させて頂きます。まず
一軒目は、新里町に在る石田商店さんを。石田商店さ
んは、昭和9年から新里町にて草加せんべい製造卸を
されているお店。製造卸なのでお煎餅屋さんと分かる
ような店構えではなく工場のような店構え。看板とい
う看板も無く、極々小さい看板が在るだけの知る人ぞ
知るお煎餅屋さんです。しょうゆ・ごま・のりの三種
類のお煎餅を製造しており、お店のウリは手焼き風堅
焼き煎餅。機械焼きですが、出来上がったお煎餅は、
まるで手焼きのよう。金ラベルの『本場高級堅焼き
(7枚・525円)』は、お店の一推しとなっておりま
す。社長の石田実さん(72歳)は『昔懐かしいお煎餅
にこだわりを持って焼いています。味・堅さ・香ばし
さはもちろんの事、特に焼色にはこだわりが。お客様
から“懐かしいお煎餅ですね”と言われると嬉しい。
なので、いつまでも同じお煎餅を作らないと』と語っ
てくれました。いま四代目に成ろうと娘さんが家業の
手伝いを始めた石田商店さん。焼く時は、1日で約1万
枚も焼くそうですよ。お店に来て頂けば販売もしてく
れるというし、お店限定販売の久助(われ煎)も時期
によっては有るとか。草加落語会のお土産として寄席
の楽屋でも有名な石田商店さん。味五月蝿い大看板の
師匠連にも大人気なお煎餅なのです。
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