今月は、JAS有機認証の農場『ChaviPelto(チャヴィペルト)』におじゃましました。
会員の皆様こんにちは。今月も『三遊亭圓雀のおじゃまします』のコーナーがやって参りました。今月号は農薬や化学肥料を使わず、太陽・水・土地・生物など自然の恵みを生かした農業を営われている草加市氷川町に在りますJAS有機認証農場【チャヴィペルト】さんにおじゃまして来ました。それでは皆様、おじゃまします。おじゃまします。
チャヴィペルトさんは、草加駅西口徒歩5分、住宅街の一角に600坪という面積で代々続く農家さん。30歳の時に先代から代替わりをし、20年前から採れたての美味しい野菜を食べて頂こうとフィンランドから運んで来たログハウスを直売所にしている当店。10年程前にオーガニック野菜の栽培を始め、5年程前からJAS有機認証を取得。お客様の「食べたい!」というご意見をとりいれ、四季折々のオーガニック野菜を生産し、畑の脇の直売所や各飲食店に販売しております。
お店に入って、正面には野菜やお惣菜が陳列されています。左側へ進むと約1000アイテムはあるという調味料やオーガニックにこだわったシャンプーや石鹸・洗剤類、その奥にはお酒やお米などもあります。右側に進めば店内で調理した当店自慢の約15品目前後の食材が楽しめるオーガニックBENTO(弁当)が食べられるレストランになっています。
一口に「オーガニック野菜」というのは簡単だが、JAS有機認証を受けるためには土壌の改善、近隣を含めた環境状況など、多くの項目への配慮が必要となるそうです。また、一度認証を受けても毎年約120項目の調査を受け、クリアしないと認証が継続されないそうです。そんな大変な思いをして生産している農作物たち。他にも畑があり、全部で五反(1500坪)の土地で昔ながらの季節の野菜・果物を年間60種類生産しているとのこと。
生産品の中には大変貴重な食材もあり、特に珍しいのが、ヨーロッパの春野菜で若い蕾を食べる「アーティチョーク」や葉とつるを食べる「ロングズッキーニ」、イタリア料理で食される花の部分にチーズを入れ揚げて食べる「花ズッキーニ」、取材時には珍しい「白茄子」が収穫を迎えていた。代表の中山拓郎さんは『地元で採れている野菜を地元で食べて頂きたい。美味しい野菜を食べて下さい』と笑顔で語ってくれました。
オーガニック文化を浸透させるのに時間がかかりましたが、今では生産量より注文量の方が多いというチャヴィペルトさんのオーガニック野菜。これからの時期は「枝豆・茄子・トマト」などが旬を迎えるとの事。日本で一番駅に近くオーガニック野菜を生産している当社の美味しくて新鮮なオーガニック野菜を一度食してみてはいかがでしょうか!?