会員事業所訪問シリーズ「三遊亭圓雀のおじゃまします」
■株式会社 小泉襖紙加工所■
(国選定保存技術保持者)

令和2年8月号
 
画像1  
株式会社 小泉襖紙加工所

 代表取締役社長 小泉雅行 さん(左から2番目)
 国選定保存技術保持者 小泉幸雄 さん(左から3番目)
  住  所:八潮市大字大曽根1255-3   電話番号:048-934-9438            


  会員の皆様こんにちは。今月も『三遊亭圓雀のおじゃまします~』のコーナー
 がやって参りました。さて今回は、八潮市大字大曽根に在ります唐紙・襖などの
 加工をしております【㈱小泉襖紙加工所】さんにおじゃまして来ました。

 それでは皆様、おじゃまします。おじゃまします。
 

  ㈱小泉襖紙加工所さんは、八潮市内を通る下妻街道沿いに在るワークマン大曽
 根店さんから少し入った所に在ります。嘉永年間創業の「唐七」の流れを汲むか
 らかみの唐紙師で、明治25年「唐源」として独立し東京都中央区にて工房を創立
 されました。昭和2年に東京都文京区湯島へ移転、昭和40年に法人化して㈱小泉
 襖紙加工所となり、平成28年に現在の八潮市に移転されてきた、創立から128
 年という歴史ある日本の伝統工芸技術職人さんです。「唐源」といえば、からか
 みの第一人者で、五代目の小泉幸雄さんは日本で数少ない経済産業大臣認定の伝
 統工芸士です。他にも国選定保存技術「唐紙製作」の保持者、東京都伝統工芸士、
 東京都優秀技能者(東京マイスター)や八潮市の優良技術者・技能者などに任命
 されており、令和元年には旭日双光章を受賞されています。
  
画像2からかみ襖

画像3御朱印帳
  国選定保存技術「唐紙製作」とは、雲母(きら)や絵具などを用いて木版摺の
 技術で紙に模様を付ける技術で、和歌の料紙や冊子の表紙・屏風などに用いられ、
 建築・美術工芸品書跡等の文化財の保存に欠くことが出来ないものです。その素
 晴らしい技術を用いて伝統工芸品となる襖紙を月に60枚以上、量産品を月に20
 00枚以上製作しておりますが、平成31年から新製品として、同じ技術を応用し
 て和紙小物の製作を始めました。からかみ師の技術で和紙のハガキやしおり・名
 刺カード、和紙のメモ帳や俳句帳、そして御朱印帳・和綴のノートなど、趣のあ
 る小物が生み出されています。


  五代目で国選定保存技術保持者の小泉幸雄さんは『八潮市内で、昔ながらの技
 術と和紙を使って、襖紙や小物を作っている会社がある事を知って戴ければ幸い
 です』と笑顔で語ってくれました。今月、草加マルイにて展示販売と、土日には
 体験教室が有るとのことで、六代目の小泉雅行社長が居られますので、会員の皆
 様、是非とも足を運んでみて下さい。
 
 


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