今月は、中根の柴田科学㈱さんにおじゃましました。
当社は、平成29年度環境に関する調査、研究、技術・製品開発、活動等を
表彰する「環境賞」の優良賞を史上初めて2部門で同時に受賞されました。
「飛来粒子観測網の構築と予測モデルの開発」では、国立環境研究所等と協
力し、黄砂や大気汚染粒子(PM2.5等)のそれぞれの高度分布を計測し、
日本に飛来する黄砂や大気汚染粒子を逃さずリアルタイムで監視できる観測網
を構築しました。また化学輸送モデルによる飛来予測システムも開発し、飛来
粒子の発生源や発生量の正確な解析が期待できることが優良賞へとつながりま
した。
そして、「微量PCB含有廃電気機器を現場で無害化する加熱洗浄装置」で
は、電力中央研究所と協力し、発電所や変電所に設置された変圧器の絶縁油に
用いられていた有害物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)で汚染された機器を、
設置場所で除去できる装置の開発をされました。
これにより、密閉状態の洗浄装置内での除去が可能になり、汚染された油の漏
えいを防止することができます。
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