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■第76弾 『米ぬかなめし』■
 どの企業・どのお店にも歴史あり。ってぇ事で、今月は草加市内に在る
"100年(100年以上)企業"さんのご紹介です。
 今月は、草加市の地場伝統産業の一つにも指定されております"皮革"。
その皮革の町となるきっかけとなった企業であります【日東皮革梶zさんを
ご紹介します。日東皮革さんは、大正3年・浅草吉野町(現在の台東区今戸)
にて宮本宗吉商店として創業。昭和10年に日東皮革工業(合)となり、草加
(草加市の旧水道部の場所)に移転をしました。第二次世界大戦中は戦時統
制令により軍需工場として軍靴などを生産する軍の指定工場となります。



 昭和18年に日東油脂工業(合)を設立し、油脂部門を独立。同年12月に
日東皮革工業(合)は秋元皮革鰍ウんと陸軍の指導により合併をし、昭和23
年に日東皮革鰍ニ組織を変更して、現在の吉町三丁目にて原皮・皮革の製造
を再開致します。戦時統制令が解除されてからは軍需から民需となり、草加
の皮革業者の中心として地場伝統産業を盛り上げています。皆様は、日東皮革
という社名にはあまり馴染みが無いかも知れませんが、和太鼓や鼓・神輿・
祭礼具などで有名な浅草に在る「葛{本卯之助商店」という名前は聞いた事
がないでしょうか!?

 


 実は宮本卯之助商店さんは本家筋にあたる家系でして、その宮本卯之助商
店さんで販売されている和太鼓や鼓などに使用されている革のなめしを一手
に引き受けている企業さんなのです。あの美しく、時には力強い音色を奏で、
日本はもとより、世界各国の方々に感動や喜びを与える太鼓音は、この草加
の土地から創られているのです。そんな三代目社長となる宮本宗武さんは
『我が社はひたすら本業を大切にしております。本家と共に仕事を続けてい
く心、そして人を大事にして裏切らない心でこれからも歩んで行きます』と
笑顔で100年企業の秘訣を教えてくれました。

 


 ところで"皮のなめし"という工程はご存知ですか!? 日東皮革さんでは、
機械・薬品などを一切使わず、昔ながらの手作業・米ぬかなめしを行ってい
ます。地に作られた筒状の穴の中に"ぬか"と少量の塩を入れ、その中に馬や
牛の皮を入れて発酵させ、手作業で毛を削ぎ落としていきます。そうする事
で太鼓の革の張りと音色が違うとの事。最近は"10年先20年先にも残る草加の
皮革ブランドを"と、草加の皮革業者さんとの共同開発で武州和牛の革を使用
した製品を製作。そうか革職人会と共に草加の地場伝統産業を盛り上げ、皮
革産業の発展のため力を注いでおります。草加に行けば『すべての皮革製品
が揃う!! なめしから製造、販売まで一貫して出来る町』とまで言われて
いる草加の皮革産業。これからも末永く皮革を発展に導いて行って頂きたい
と思います。


 日東皮革
 草加市吉町3−4−56
 048−927−3521
(C)2000 The Soka Chamber of Commerce & Industry. All rights reserved.
E-mail:
sokacci@sokacity.or.jp
三遊亭春馬プロフィール