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■第45弾 東漸院■
 2012年(平成24年)辰年ももうすぐ終わりを迎え、
新たに2013年(平成25年)巳年が顔を出そうとしてお
ります。てぇことで、今年も残すところあと僅かとな
ってしまいましたね。今年一年、皆様はどんな年だっ
たでしょうか!?
さて、来年素敵な一年を迎えるためにも、新年早々か
ら除夜の鐘を家族・恋人・お友達などと撞いてみては
如何でしょうか!? 新たな心持ちで2013年が迎えら
れるかも知れませんよ。今月号は、除夜の鐘を撞かし
て下さるお寺さんをご紹介致します。
草加市内で除夜の鐘を撞かして下さるお寺さんは四軒。
 そこで今回は、草加市内最古の寺院と言われており
ます柿木町に在る阿日山東漸院法袋寺(新義真言宗豊
山派)さんをご紹介したいと思います。東漸院は室町
時代(1500年前後)から現在の土地に建てられたお寺
さん。元禄と寛政年間に2度の火災を出し、本堂を焼
失してしまったという歴史あるお寺さんで、総本山は
長谷寺(奈良県桜井市)になります。平成16年・先代
の御住職がなくなったため、当代御住職の仁多見英一
様が、第31代目の御住職として東漸院にお出でになら
れました。本尊は不動明王様。草加市指定有形文化財
に『東漸院山門(昭和52年8月8日に指定)』『万治二
年・板碑型六地蔵(昭和56年1月31日に指定)』が指
定登録されています。

 そんな室町時代から建てられている由緒有る東
漸院では、御来寺された方々が除夜の鐘が撞ける
ようになっています。いや正確に言うと、常識の
範囲内の時刻ならば、いつでもお寺の鐘が撞ける
ようになっているのです。しかし大晦日はこれま
た特別になっており、当寺に来られた方全員が除
夜の鐘を撞かして戴けるという。しかも大晦日・
23時45分頃から御焚き上げも行い、お守り・お札
などをお持ち頂ければ供養して下さるとの事。

 新
年・0時から本堂では元朝祈願が行われたり、新年
早々の夜には、甘酒・日本酒・みかんなどが振舞
われたりと、日本の古き良きお正月が迎えられる
ので、大晦日から元旦に掛けて東漸院で新年を過
ごしてみるのは如何でしょうか!? 
また、当寺には、12年に1度、寅年のみにしか扉
が開く事が無い、薬師堂や、大工さんが“商人の
神様”って事で奉納された聖徳太子様や、他にも
弘法大師様・興教大師様などが祀られております
ので、足をちょいと伸ばして柿木町に在る東漸院
へ行って、草加の歴史にふれてみてはどうでしょ
うか!?

東漸院・仁多見英一住職
柿木町1286
048-931-1488
※隣接されている関東動物愛護霊園とは、全くの
別団体です。

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三遊亭春馬プロフィール