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■ 第46回 未来の子供達が憧れる仕事に『溶接造型家・たじま はじめ』 ■
 商工会議所にお入りになられているという事は、職種は違えども皆さん何かしらのご商売をされている方々ですよね。いまのご商売をされる時、何らかのきっかけが有ってご商売をされた事でしょう!その理由が良しに悪しに関わらず、何かが・・・・・・・。

 私・春馬の場合は、小学校3年生の時でしたが、父親に上野鈴本演芸場という寄席に連れて行かれ、落語自体は何が何だかよく分からなかったですけども、お客様みんなが笑っているのを見て、世の中には他人を楽しませる・喜ばせる商売が有るんだなぁ~と感じたのが落語家への憧れでした。落語家になったら私が感じた時と同じ、子供からお年寄り、初めて落語を聞く人達が落語を楽しめる落語家になろうと思ったのが中学生の時でした。その憧れと夢を追いかけて21才の時に入門したのですが、私と同じそんな夢を抱いて今のご商売をされている方がいらっしゃいますので、今回は『夢への道』と題して溶接造型家の“たじま はじめさん”をご紹介していきたいと思います。sanyutei080310b.jpg

 溶接造型家の“たじま はじめ”さんは、松江五丁目でステンレス板金加工をされている田島製作所の二代目。普段の仕事は父親であり社長でもある田島計三さんと共に0.6mmから1.5mm厚のステンレス板金をハンドメイドで食品包装機、食品加工機械の部品などを製作している職人さん。TIG溶接やハンダ付けの技術はその道の方々に高い評価を得ているハンドメイド溶接の職人さん。そのTIG溶接の高い技術を生かして何か出来ないか?と考え思いついたのが、溶接での金属美術造型という分野。創造や空想のなかでステンレスをありとあらゆる美術品に変えていく。その素晴らしさは表彰という形で頭角を表して来ました。草加市美術展においては、第23・24回・彫刻の部で奨励賞を受賞。第25回では教育委員会賞を受賞。また埼玉県美術展においては第57回・彫刻の部で入賞という成績を修めています。この素晴らしき受賞を背に“草加から溶接技術をかたちにして一般家庭へ。そして世界へ”をコンセプトに、現在新たなる自社製品として『本物のオンリーワン』と題し、恐竜の骨格フィギュア・昆虫やロボットなどの溶接造型品を製作し販売をしているそうです。sanyutei080310a.jpg

 恐竜骨格フィギュアについては、ティラノザウルス風やトリケラトプス風など、大きいものになると150cm×100cm×100cmとビッグサイズ。ただこのサイズは販売するのではなく、見本として造り飾って置いておくそうです。販売サイズは36cm×15cm×12cmとの事!また恐竜のスカル(頭蓋骨)のペンダントを近々通販雑誌にて販売する予定。たじまさんは見かけたら笑ってね!!ですって・・・・・・・

 そして以前ご紹介した三恵精機さん同様、異業種連携次世代グループ・草加RINCに入っており、ここで知り合った(有)浅井製作所・小林鋲螺(株)とのコラボレーションで出来上がった『ねじろぼちゃん』という製品を最近発表。sanyutei080310c.jpg これはネジとナットを用いたロボット人形で携帯ストラップにもなるし、バックなどのファスナーの飾りにもなるという優れた品物!小さなお子さんや女子高生・OLに火がつくようなそんな気配を感じます。なぜなら、なんとこの『ねじろぼちゃん』が、平成19年度・第二回草加ものづくりブランド認定製品に選ばれたからです。これからが楽しみの商品になること間違えなし。草加からまた新たに飛び立つ製品が出てきましたね。

 そんな『たじま はじめ』さんの夢を聞いて見ると、僕の造型を見て 金属を扱う職人を目指してくれる子供が居たらいいかなぁ~?!職人の業を分かりやすい“かたち”にして、子供達 そして子供心を大事にしている方々に見て頂き、草加という町で、金属を扱う職人が育つ・子供達が職人の業を継承してくれる、そんな町になってほしいなぁ~と、しみじみ語っていました。 草加から生まれた溶接造型家の“たじまはじめ”さんと『ねじろぼちゃん』に注目ですね。
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作品はここで購入出来ます。
『ヴェラス』
町田市原町田4-9-16 町田第一ビル1F・・・電話042-710-2680
『田島製作所』
草加市松江5-5-7・・・・・電話048-936-6520



※ 恐竜の名前の所に○○風と・・・・・??
イメージ恐竜フィギュアですので、本物そっくりのフィギュアでは御座いません。
あくまでも田島さんがイメージで作られた物です!




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三遊亭春馬プロフィール