会員事業所訪問シリーズ「おじゃまします」
■製品開発でも前人未到をめざしています。■
〜経験から生まれた登山用具、高所作業用具の専門メーカー〜
 
 
 
有限会社ミゾー
 代表取締役 溝渕 三郎(みぞぶち さぶろう)さん

 住  所:草加市手代町100−17 
 電話番号:048−928−7024
 定 休 日:土曜、日曜、祝日
 http://www.mizo.co.jp


 今月は、手代町の『泣~ゾー』さんにおじゃましました。
 「昔から、登山用具は、自分で試しながら、改良を加えたり、新たに作成した
ものを使用していました」と社長の溝渕三郎さんは話します。
 溝渕さんは、高校、大学と山岳部に所属し、谷川岳や穂高岳などの名峰をはじ
め多くの登山や岩登りを経験してきました。大学卒業後は、農機具などに使用さ
れる小型エンジンメーカーに就職し、製品開発に従事していました。一方では、
社会人山岳会に所属し、日本のみならず世界の岩壁、氷壁を踏破してきました。



 登山への情熱が増す中、会社を退職し、本格的な登山家への道を歩みます。昭
和51年、28歳の時に、山岳会の友人2名と北米から南米までの約3万キロを
1年かけて旅をし、数々の登山や探検を経験しました。この旅の中でペルーアン
デス・タウリラフ峰南壁ルートからの世界初登頂を果たしました。
(詳しくは、共著「冒険の蟲たち」白山書房)
 溝渕さんは、登山の際、ピッケルやアイスアックスの形状に改良を加え使用し
ていたところ、登山家の方々から評判となり、製品化したのが始まりでした。品
川区荏原の鉄工所を間借りしてスタートした事業でしたが、昭和62年に現在の
手代町の工場に移転し本格的に登山用具の企画製造販売を営むようになり現在に
至ります。
 泣~ゾーさんの製品は、使いやすさと耐久性が追求されています。



 溝渕さんは、若い頃、登山用具は、欧米製のものが中心で、比較的小柄な日本
人には向かないものが多いと感じていました。そこで過酷な条件下で使用するこ
とも考慮し、軽くて高強度で使いやすい形状のものを開発してきました。
 地道な製品開発が実を結び、現在では、登山用具のミゾーブランドとして世界
的な登山家からも信頼を得ています。
 さらに、その技術やアイデアは高層ビルの窓拭きなどの高所作業用の器具や金
具にも応用され、危険が伴う作業がより安全に効率的に行えるような工夫が施さ
れています。
 溝渕さんは、「道具の良し悪しは、作業や安全面に大きく影響します。できる
限り使いやすい製品を生み出し、登山家や高所作業者をバックアップしていきた
い」と話しました。
 
 登山家としての豊富な経験は、製品開発においても、前人未到を目指す精
神が活かされています。


 
 


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