今月は、新里町に本社のあるＦＲＰ（繊維強化プラスチック）の製造・販売を行っている「北関工業株式会社」さんを紹介します。
ＦＲＰは、軽い、強い、錆びない、複合化、デザイン性容易、リサイクルできる無限の可能性を秘めた素材です。
同社では、埼玉博覧会、横浜博覧会で走行したリニアモーターカーのボディ等を製作。近年は東京ディズニーシー内の豪華客船コロンビア号やプロメテウス火山等々を製作しました。
また、寸法精度を要求される機械部品、自動車部品、タンク容器、４５００φのプール屋根という大型成形品、そして自社ブランドとしてシステムバスルーム、ペット用のシャワーシンク、お墓、業界初となる分割式サーフボード（特許出願）等々多岐にわたり高品質、最先端の製品を製作、そのバリエーションは無限です。
「他社ではできないことにも積極的にチャレンジし、ＦＲＰのことなら何でもできる提案型創造企業としてお客様の要望に応え、全幅の信頼を頂いております」と社長の星さん。
大手メーカーでは難しいあらゆるものの製造経験を長年に亘って積み重ね、技術の向上、自社製品開発へと結びつけてきた自信がうかがえます。
昨年のＩＳＯ９００１―２０００の認証については、「当社モットーの"日頃が勝負"を生かし、又普段のＴＱＣや５Ｓ等の集大成という事で社員が一致協力し、６ヶ月の短期間で取得できました」と業務部長の松野さん。
創業者（現会長）の鈴木さんは、「３８年間培った技術力に加え特に自社製品には魅力的なデザイン性を加味し、まさに他国に負けない世界に通用する一級のものづくりを目指します」とその意気込みを語ります。
鈴木さんは"ものづくりは人づくり"の信念で、ちなみに役職は２１世紀さいたまの人づくり委員、東日本ＦＲＰ工業会会長、中央技能検定委員、埼玉県産学官交流プラザ代表幹事、産業技術総合センター（スキップシティ）策定委員、埼玉県産業政策懇話会委員等々要職でご活躍です。
無限の可能性に挑戦し続ける同社のますますの活躍が期待されます。
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