会員事業所訪問シリーズ「おじゃまします」
■ 時代に合わせた伝統技術の応用 ■
 
what040310a.jpg 挙戸砂子工房

 代表取締役 二戸 正友
 草加市新里町1516-2
 п@ 048-920-3551
 新里町の挙戸砂子工房さんをご紹介します。

what040210_1a.jpg 同社は、金銀砂子細工による襖絵や屏風絵を手で描き、その仕上げまでを手作業で行なっています。  砂子細工は、数千年前に金箔の技術が中東から起こり、中国を経て日本に伝わりました。伝えられた当時、日本は奈良時代で、金の採掘量も少なく、貴重な金を砂状にして、その効果を最大限にする工夫をしたのが始まりと言われています。

 同社では、お客様との綿密な打ち合せの後、デザイナーが図案を書きます。お客様に納得頂いた図案を基に製作しますので、納品までに約一ヶ月程の期間を要します。完成品は、工芸品としてユーザーからの評価が高く、料亭や結婚式場、文化施設等からの受注が多いそうです。

 しかし、近年の建物は洋間が中心で和室が減少する傾向にあり、襖絵の需要も減ってきました。そこで社長の二戸正友氏は、この技術を壁画やエレベーターのドア、置物などに応用し、受注の安定を図ってきました。特にエレベーターのドアに砂子細工の絵を施すことにより、その階層全体の印象を変える効果があることがわかりました。

what040310d.jpg  今後の抱負を尋ねると、「自社の製品をサウジアラビアなどの中東諸国に持って行き、文化交流をしてみたいですね」と二戸氏は夢を語られました。また、同業者でこの技術を持った方々は、年々高齢化しており、若い人材を育てることも急務であると感じているそうです。

 店舗や和室に華やかで豪華な雰囲気を演出したいと思われている方はぜひ一度、砂子細工をご覧になって見てはいかがでしょうか。




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