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■ 第2回 健康診断を活かす 
〜寿命(平均余命)が延びれば健康寿命も延びる〜
医師 西島好章 ■
 「長生き、長生きと言ったって、寝たきりで人の世話になる期間が延びるだけではないか。私は健康なんか考えないで、好きに生きるよ」。こんな話もよく耳にします。しかし、現実は少し違うようです。

 ある研究によると、「40歳代で亡くなっても70〜80歳以上生きても、最後に寝込む期間の長さはあまり変わらない」ということです。その研究は東北のある村で行われたものですが、それによると、最後に寝ついてから死亡するまでの期間は、年齢によって変わらず、 2週間未満が46%、3か月未満でも73%で、1年以上寝込んだ人は8.3%にすぎなかったということです。

 この結果は、総理府が全国の70歳〜84歳の高齢者を対象にして実施した調査とほぼ同じでした。

 また、厚生労働省が毎年実施している患者調査の分析でも、一生の間に病気で寝ている期間は3年で、女性は3年強、男性は3年弱という結果が出ています。この傾向は年度によって大きな変化はないとのです。

 つまり、長生きする人はそれだけ健康でいられる期間が長いということです。

 しかし、これはあくまでも平均の話。「生活習慣病を笑う者は生活習慣病に泣く」ことを忘れないでください。

 さて、生命寿命、健康寿命で世界一になった我が国が、次に目指すのは生きがい寿命です。これも、自分で探し、準備するものです。あまり、ヒトを当てにしないように・・・・・。。

   
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